北の海 上

井上 靖

新潮社(2003年08月)

楽天で購入

北の海 上

井上 靖

新潮社(2003年08月)

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幼少期から祖母に預けられ、家庭の雰囲気というものを知らずに育った洪作は、高校受験に失敗し、ひとり沼津で過ごす。両親がいる台北に行くべきだという周囲の意見をかわし、暇つぶしに母校へ柔道の練習に通ううちに、「練習量がすべてを決定する柔道」という四高柔道部員の言葉に魅了され、まだ入学もしていない金沢へ向かう。-『しろばんば』『夏草冬涛』につづく自伝的長編。

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楽天のレビュー

  • きやきやします。
    購入者さん
    評価 5.00 5.00
    投稿日:2013年10月26日

    おぬい婆ちゃとの回想シーンがたまらなく胸をきやきやします。
    シリーズを通して何故か洪作たけが名で呼ばれるので、主人公なのに姓を失念しがちでしたか、今シリーズですっかり立派になり、初対面の登場人物達にきちんと挨拶するようになったので無事姓名を思い出しました。
    春のような顔を持ち極楽とんぼと評される洪作。
    どんなに怒られても「はあ」と「うふ」で受け流すもどこか回りの人々に心配され愛されこきつかわれ、何だかんだで実に常識人であることも引き付けられるところです。
    とにかく登場人物たちのやり取りがたまりません。
    最も面白い作品の一つですが、やはり「しろばんば」
    「夏草冬濤」「北の海」の順番で読みすすめるのがオススメです。

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  • (無題)
    幸兵衛。
    評価 5.00 5.00
    投稿日:2012年09月09日

    浪人時代の洪作のお話。柔道に明け暮れる中で気づく柔道の奥深さや、部員たちとの友情はさわやか。中学時代の教師や、祖父、伯父伯母など、癖のある登場人物たちの言葉は、ひねくれていて意地悪なようでいて洪作への愛に満ちていて、ユーモアがあります。

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  • 引き続き
    購入者さん
    評価 5.00 5.00
    投稿日:2010年08月09日

    しろばんばの洪ちゃに出会ってから洪ちゃの成長を楽しみにしながら読みました^^さわやかな青年時代を送っていて心に染みる良いお話しです。台北に行く前にと挨拶がてら天城に帰った際、おぬい婆さんと暮らした土蔵の中で、心の中でおぬい婆さんと会話するところ、感動して涙が出ました。このお話しに登場する人物はみんな癖がありますが、こんな人間もそういえばいるいると思える身近な所がとても魅力的です。これから読む方には、しろばんばから夏草冬涛と読んできてこの本に出会っていただきたいです。おすすめです。

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