前回の物語が再生の物語ならば、こちらは成長の物語です。主人公が自分を優しく包み込んでくれる人たちに囲まれながら、誰かと交流をする中で思い悩みながらも自分なりの答えを見つけて前に進んでいく、その様子を周りの人の心情も丁寧に書き表されながら物語が進んでいきます。
生きていたら、悩みや問題には必ずぶち当たる、時には逃げたくなることも歩けれど、自分なりに解決策を見つけてみたり、悩んでみたりする等身大の主人公の様子は、普段の生活でも仕事や恋愛に悩む自分と同じで、私も頑張ろう!と思える勇気をもらうことができます。
ただ、人生には問題にぶち当たって乗り越えてすっきりするようなこと以外にも、誰かとの別れであったり、どうしようもないこともあるわけで・・・。
出張帰りの電車の中で読んでいましたが、ラストは涙なくしては読めませんでした。読み終わったあとは、自分の周りの人たちに「いつもありがとう」って言いたくなる物語です。

レビュワーによる他のレビュー