松倉 力弥

2019/08/23 11:04・

なぜ働くか。
その疑問に対して、どう答えるか。
仕事の報酬は仕事はひとつの答えです。
本当にそれが最終目的でしょうか…
また、その答えのために、どう行動していくか、知っていますか。

この本で私が気づいたことは、仕事の思想にステップがあることと
目標ばかりにとらわれて、「夢」を語っていなかった
ということでした。

そして、学んだことは、スッと染み込んでいくような文章の流れと体裁でした。

なぜ働くか、つまり仕事の思想について、
4つのステップがあると考えています。

最初に「生きていくため」という衛生要因を答える人もいるでしょう。
しかし、それをマズローの五段階欲求と照らし合わせると、
底辺にあるということが分かります。
その欲求、今では割りと満たせる人が多いのではないでしょうか。

そこで、次のステップは、能力のためということです。
仕事をしていくとスキルが身についていきます。
スキルを身に着けるために働いている人もいるでしょう。

スキルを身につけるのはいいことですが、身につけたあとは
どう生かしていくのでしょうか。

きっと、会社に与えられる仕事に生かしていくことでしょう。
身に着けた能力を存分に生かし、次々と仕事を「こなして」いくことでしょう。
仕事の報酬は仕事とよく言いますしね。

しかし、会社がなくなってしまったらどうでしょうか。
仕事を与えてくれなくなります。
また、仕事を与えたいと思ってくれる人たちがいなくなったら
どうなるでしょうか。

これこそが最終段階である「人間としての成長」の必要性につながっていくことです。

給料や地位は使ったり、退いたりするとなくなります。
能力は、時代の変化で陳腐化していきます。
仕事をくれる会社は倒産するかもしれません。

しかし、人間としての成長は絶対になくなりません。
そしてそれを生かして、ほかの3つのステップをかなえていくことができます。

仕事の報酬は成長であるということを見誤ってはいけないということを痛感させられました。

では、人間としての成長のために、どのように行動していけばいいのでしょうか。
結論「夢を語り、目標を定めること」と「鏡を見ること」です。

夢は持っているだけでなく語るのです。
そして、夢を語るだけでなく、行動するための目標を立てるのです。

自分はこれを読んだとき、夢を見失っていたと気づかされました。
人間成長は会社としての理念でしたが、それがただの単語になってしまっていた自分に気づきました。
目標として、行動ガイドラインがあり、理念があります。

しかし、その目標を達成したとして、自分はどんな夢を実現したいんだっけ?
と思ってしまいました。

人間成長という目標に自分なりの意味をつけるものこそ、夢だと気づかされました。

夢は目標を達成するためのエネルギー
目標は夢を実現するための指標
であることを学びました。

そして、夢と目標をかなえるためにもうひとつ必要なことは、
自分を変えることです。
相手を動かそうとしていないかを自分に問い続けなければなりません。

どんな人でも、自分を変えなければ、人間成長はできないこと、
今はまだ体感できておらず理解できていませんが、いずれ訪れるであろう
その日のために胸に刻んでおきます。

次に鏡を見ること。
自分の成長を客観的に認識するための鏡です。

上司でもあるかもしれませんが、一番の鏡は、「顧客」です。
特に「クレームや気持ちを伝えてくれる顧客」です。
自分のできていないこと、自分の現在地を知らせてくれます。

また、上のような顧客でなくとも、
自分で顧客を観察して、自分のできていないこと、できていることを
確認することも可能です。

ここはユーザーと距離が遠く、まだユーザー理解が未熟な自分では難しいことだと思いました。
ユーザー理解が自分の成長につながるなんて思いもしませんでした。

ユーザー理解の視点として重要になるのは、
共感すること、しかも無条件で。
なにも求めない、動かそうとしてはいけない。

操作主義に陥ってはいけない。
自分の価値観や世間の常識にとらわれず、共感すること。
共感することで、人間として絶対に成長できる。

この後の展開は、経営陣として、年を経てからだと考えたので、
また数年後に読み返します。

レビュワーによる他のレビュー